10月16日(月)に10月例会としまして講師例会を倉吉シティホテルにて行いました。 講師は川西重忠様(桜美林大学名誉教授)をお招きし、『今に生き続ける日本の代表的経営者 ~その生き方から私たちは何を学ぶか』という演題にて講演をしていただきました。 現代はどのような時代かをふまえながら、成功する経営者に共通の特徴や成功する企業と失敗する企業の違いはどこにあるのかを分析していきました。 日本の代表的な企業や経営者(松下幸之助、本田宗一郎、鬼塚喜八郎など)を取り上げ、 それぞれの創始者の想いや起業の経緯を聞き、企業は経営者の思想や哲学が大きくその会社の進むべき道を左右し、 そしてそれらは一人でなしえたのではなく、必ず右腕や専務などのよき理解者と巡り会えたことにより、 事業の規模が大きくなっていくということを学びました。 人という存在がそこにはあり、社風が大切。そして有名な経営者だからなしえたという訳ではなく私たちでも出来るのだというメッセージをいただきました。 私たちは疲弊していく地域や少子高齢化の中で様々な問題に直面し乗り越えていく力を身につけ、時代に挑み、次代を創っていかなければならないのだというこうとを教えていただきました。

講師略歴 1947年、鳥取県生まれ、県立八頭高校卒業、早稲田大学法学部卒業、 民間企業(日本NCR,三洋電機)勤続28年を経てドイツライプチヒ大学、 ベルリン自由大学より招聘を受け各客員教授を歴任。 2003年―2017年、桜美林大学教授、桜美林大学北東アジア総合研究所所長。 現在、同大学名誉教授、一般財団法人「アジア・ユーラシア総合研究所」所長 著書『中国の経済文化』『断固たる精神河合栄治郎』『司馬遼太郎と日露戦争』