【令和7年度テーマ】

「価値共創」

スローガン 未来へのイノベーション

 

このたび鳥取県中部中小企業青年中央会は51期を迎えます。51年という長きに渡る歴史と伝統のあるこの会の会長という大役を仰せつかり身の引き締まる思いでございます。先人の築いてこられた礎を大切にしつつ、今の時代に即した新たな挑戦にも積極的に取り組み、本会のさらなる発展に向けて、誠心誠意努めてまいります。

昨今の世界情勢は、俄然として不安定な状況が続いております。各地での紛争や気候変動による自然災害、エネルギーや物価の高騰など、私たちの暮らしや経済活動にも大きな影響を及ぼしています。また、グローバルな課題に対する関心が高まる一方で、社会の分断や価値観の多様化に伴い、これまで以上に柔軟で寛容な姿勢が求められている時代とも言えるでしょう。こうした時代だからこそ、私たちのつながりや地域での活動が、より一層意味を持つのではないかと感じております。

日本経済をみますと、少子高齢化の進行や地方の過疎化など、将来を見据えた持続可能な社会の構築に向けては、今まさに抜本的な変革が求められている状況です。そのような中にあっても、イノベーションやDX、スタートアップ支援など、日本経済再生の鍵となる動きも各地で活発化しており、こうした環境の中で、私たち青年経済人には、地域に根差しながらも、グローバルな視点を持ち、次世代につながる経済と社会の在り方を主体的に創っていく責任があると感じております。

今期のテーマを「価値共創」スローガンを「未来へのイノベーション」といたしました。
これからの時代、私たち青年経済人に求められるのは、一方的な価値の提供ではなく、多様な主体と手を取り合い、共に創り上げる価値共創の姿勢であると考えております。私たちは、価値共創の考え方を軸に、多様な視点と力を集結し、会員一丸となって会の発展や新たな可能性を引き出す活動をしていきたいと思います。

全会員で共につくり、共に成長してく一年にしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

令和7年7月

鳥取県中部中小企業青年中央会

第51代会長 古林 雄一