5月31日から6月1日にかけて、大阪方面への1泊2日の研修旅行を実施いたしました。1日目は現在開催されている大阪・関西万博の会場を訪れました。当会員であり万博プロジェクトに参加された加登脇県出向の案内のもと、実際に建築に携わった施設の見学を行いました。現地では、工事の様子や現場の工夫、制作に至るまでの秘話をうかがい、同じ中小企業経営者として多くの学びと刺激を受ける貴重な時間となりました。
その後、会員それぞれが関心を持った各国のパビリオンを巡りました。中でも、会場を囲むように建てられた世界最大規模の木造建築「大屋根リング(リング・オブ・ライフ)」は、全周2,025メートルというスケールと木の温もりを感じる構造が印象的で、未来への希望を象徴する建築として多くの会員が感銘を受けていました。
2日目は、安藤百福氏の功績を紹介する「カップヌードルミュージアム」を訪問しました。館内では、インスタントラーメン誕生の背景や当時の写真・展示物に触れながら、安藤氏の挑戦の軌跡、経営者としての信念や名言を学ぶことができました。これからの困難に立ち向かう私たち経営者にとって深い共感と励ましとなりました。
本研修旅行は、ただの視察にとどまらず、「現地で直接触れること」「人の想いに触れること」の大切さを改めて感じさせてくれる機会となりました。今後の経営活動や地域貢献に活かせる、多くの学びと交流を得ることができた有意義な2日間となりました。